最近ちょっと話題の Google Antigravity を試そうとしたところ、WSL(Amazon Linux 2023)環境での接続にいくつか躓いたので、解決までの手順をメモしておきます。
事象1: antigravity . でWSL として開いてくれない
通常、VSCode であれば WSL ターミナルから code . と打てばリモートとして開いてくれますが、Antigravity の CLI コマンド(antigravity)では、なぜか普通に Windows のファイルシステムとして開かれてしまいました。
解決策:Project Manager 経由で開く
CLI からの起動は諦め、拡張機能の Project Manager を利用して接続することにしました。
- 一度 VSCode で当該ディレクトリを
code .で開き、Project Manager に保存する。 - VSCode 側の
projects.jsonから設定内容をコピーする。 - Antigravity 側の Project Manager 設定ファイルに転記し、サイドバーからプロジェクトを選択して開く。
事象2: WebSocket close エラー (1006) で接続失敗
Project Manager から開こうとすると、以下のエラーが発生して接続できませんでした。
- リモート環境をフェッチできませんでした
- リモート拡張ホスト サーバーへの接続に失敗しました (エラー: WebSocket close with status code 1006)
解決策:procps-ng の追加と環境の再構築
調査したところ、Antigravity 側の接続スクリプトがプロセス管理コマンドを必要としている可能性があったため、自作のセットアップスクリプトにパッケージを追加しました。
procps-ng の追加
AL2023 は最小構成のため、ps コマンドや pkill コマンドなどが含まれる procps-ng パッケージが入っていません。これをインストール対象に加えます。
dnf install procps-ng
修正対象:win-cmd-toolbox の wsl/install-wsl-al2023.ps1
WSL の初期化と再実行
中途半端な設定を消すため、一度ディストリビューションを削除して再構築しました。
wsl --unregister AL2023
cd win-cmd-toolbox/wsl
./install-wsl-al2023.ps1
おわりに:procps-ng とは
今回追加した procps-ng は、Linux のプロセス情報を管理するためのユーティリティ群(ps, top, kill, pkill など)を含むパッケージです。
AL2023 のような軽量環境ではこれらが省かれていることが多く、リモートサーバーの起動・停止を制御するエディタ側のスクリプトが「コマンドが見つからない」ためにエラーを吐いていたのが原因かもしれません。
同じようなエラーで悩んでいる方は、一度 dnf install procps-ng を試してみる価値はあると思います。

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